第24番 最御崎寺



2008年11月3日更新

第24番 最御崎寺 (ほつみさきじ)
2008年11月2日巡礼
高知県最初の札所は室戸岬の先端に位置する第24番 最御崎寺です。
実は、弘法大師がその昔、この近くの祠で修行をして、太陽を飲み込み悟りを開いたと言う言い伝えがあります。
事実、近くにはその修行を行ったとされる洞窟があります。
洞窟に入り、外を眺めると、海が見えます。
時季にもよるのでしょうが、昇る朝日の光が洞窟の中を照らすと、すごい一体感が得られそうな気がします。

さて、最御崎寺です。
お寺の駐車場に車を停めると、約300m程でたどり着くことが出来ます。
実はこの日、幸運にも、お寺の先の室戸岬灯台が一般公開されていました。
しかも、15:00まで、到着したのは14:45。
お寺からは60mほど向こうなので行ってみる事にしました。
もう、40年以上も昔、ここに来た事はある筈なのですが、20センチ近い巨大なミミズがいた事ぐらいしか覚えていませんでした。

灯台の中は3層になっていて、狭く急な階段を登ると最上階に灯台のレンズとランプが収められています。
そのフレネルレンズの大きさは直径2m近くあり、その大きさにびっくりしました。
中には数箇所大戦中の機銃掃射の痕がありました。
意外だったのは、レンズに比べランプが拍子抜けするほど小さかった事、それと、レンズを動かしているモーターがたった0.4Kwというとても小さいものだった事です。
係の方にお話を聞くと、ランプは小さくともフレネルレンズのおかげで充分に明るいのだそうです。
更に、レンズと光源そのものは相当な重量物なのだそうですが、実は水銀の上に全て浮かしている構造になっているので、レンズを回転させるのには大きなエネルギーを必要としないとの事でした。
貴重なお話ありがとうございました。

それにしても、納経所で係の方にやおら偉そうにしていたオッサン。
本堂では周りへの気遣いも無く、騒々しく振舞って、僕にぶつかっておきながら、わびも言わない。
納経所では僕の前だったのだけど、あまりの態度に腹が立ってて、納経所の係の方に話すキッカケを無くしてしまいました。

(あとで大阪人と判明! やっぱりねぇ・・・・・。 ああいう風にだけはなりたくないね。)

    

左より 大師修行の場と伝えられる洞窟、洞窟の中から外を見る、室戸岬の風景

    

左より 今日も絶景、室戸岬灯台、巨大なフレネルレンズ(人よりも大きい)

    

左より 山門、うっそうとした境内、『四国八十八ヶ所3』ではここで撮影していた筈


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